賃貸の1番手、2番手とは?先行契約・先行申込の違いを解説

賃貸物件を探していると、不動産会社から
- 「こちらの物件は1番手の申し込みが入っています」
- 「2番手でのお申し込みになります」
- 「先行申込ができます」
- 「先行契約の物件です」
と言われることがあります。
初めてのお部屋探しでは、
- 1番手なら必ず契約できる?
- 2番手でも契約できる可能性はある?
- 先行申込と先行契約の違いは?
- 内覧前に申し込んでも大丈夫?
と疑問に思う方も多いでしょう。
結論から言うと、1番手でも契約できるとは限らず、2番手・3番手でも契約できるケースは少なくありません。
この記事では、不動産会社の実務をもとに、
- 1番手・2番手の意味
- 契約までの流れ
- 先行契約・先行申込の違い
- 人気物件で失敗しない申し込みのコツ
まで詳しく解説します。
賃貸の1番手とは?
賃貸物件における1番手とは、その物件に最初に申し込みをした人のことです。
多くの賃貸物件では「申し込み順」で受付をしています。
例えば、
① Aさんが申し込み
② Bさんが申し込み
③ Cさんが申し込み
となった場合、
- Aさん → 1番手
- Bさん → 2番手
- Cさん → 3番手
という扱いになります。
1番手になるとどうなる?
1番手になると、基本的には最初に入居審査が進められます。
審査が通過し、そのまま契約まで進めば2番手以降の方は契約できません。
しかし、1番手だからといって必ず契約できるわけではありません。
理由としては、
- 入居審査に落ちる
- 申し込み後にキャンセルする
- 条件変更が合わず契約しない
などの可能性があるためです。
その場合は、
1番手キャンセル
↓
2番手が繰り上がり
↓
審査開始
という流れになります。
2番手・3番手でも契約できる可能性はある?
あります。
例えば、
1番手:審査否決
↓
2番手:繰り上がり
↓
契約へ
というケースも珍しくありません。
ただし、2番手以降の場合は、1番手の結果が出るまで待つ必要があります。
物件によって異なりますが、
一般的には
- 約3日〜1週間
- 長い場合は2週間程度
待つことがあります。
特に、
- 保証会社審査で追加書類が続く
- オーナー審査が結構厳しい
- 法人契約で法人都合のスケジュール
など物件、保証会社、申し込み内容によって審査時間が異なります。
2番手以降の申し込みの繰り上がりについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
賃貸物件の申込方法は2種類
賃貸物件の申し込み受付方法は、大きく分けると以下の2種類です。
① 順番制
現在もっとも多い受付方法です。
申し込みをした順番で、
- 1番手
- 2番手
- 3番手
と受付されます。
多くの賃貸物件はこちらの方式を採用しています。

*不動産会社側で確認することができるweb申し込み採用している貸主・物件の申し込み状況
② 抽選
一定期間申し込みを受付し、その中から貸主が契約者を決定する方法です。
例えば、
募集期間:7日間
↓
期間内に10名申し込み
↓
オーナーが契約者を選定
という流れです。
ただし、現在の賃貸市場では抽選制を採用している物件は少なく、多くは順番制となっています。
退去前の申込み方法-先行契約・先行申込・内覧後申込-
現在の入居者から解約が出た時点で次の募集条件を決めて募集を開始します。解約が1か月前、2か月前通知の物件であれば、退去する2か月前や1か月前から募集を開始する物件が多いです。退去前申し込みの申し込みについては貸主・物件によって申し込み方法が異なります。大きくわけて3つあります。
- 先行契約・・・内覧しないで契約できる人のみ申し込みが受理される物件
- 先行申込・・・内覧前に申込、審査まで進める。内覧後契約するかキャンセルするか判断できる物件
- 内覧後申込・・・その名の通り、内覧してから申し込みができる物件

まとめ:希望条件によって申し込み方法を考えることが大切
賃貸物件では、
- 1番手=最初に申し込みをした人
- 2番手以降=1番手キャンセル時に繰り上がる可能性がある
- 先行契約=内覧なしで契約する申し込み
- 先行申込=内覧前に審査まで進める申し込み
- 内覧後申込=部屋を見てから申し込み
という違いがあります。
人気エリアや条件の良い物件ほど、内覧できる前に申し込みが入ることもあります。最近では6割以上の方が先行申込、契約を検討しているというデータもあります。内覧してから申し込み検討という物件は半分もないというのが今の賃貸の傾向かもしれません。
「絶対に内覧してから決めたい」
「良い物件なら先行申込も検討できる」
など、自分に合った申し込み方法を事前に決めておくことで、希望条件に近いお部屋を見つけやすくなります。
