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中古マンションの管理状態はどこを見る?購入前の確認ポイント

  
中古マンションの管理状態はどこを見る?購入前の確認ポイント
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中古マンションの管理状態はどこを見る?購入前の確認ポイント

中古マンションを探していると、

「マンションは管理を見たほうがいい」
「共用部分がきれいなら管理状態もいい」

などと聞くことがあります。

では、実際にはどこを確認すればよいのでしょうか。

結論からいうと、中古マンションの管理状態は、内見で共用部分を見るだけでは十分に判断できません。

購入前には、大きく分けて次の4方向から確認することが大切です。

確認するもの主なチェックポイント
現地エントランス、廊下、ゴミ置場、駐輪場、掲示板など
お金管理費、修繕積立金、積立状況、滞納など
計画長期修繕計画、大規模修繕、今後の工事予定など
運営総会議事録、管理規約、管理組合の対応状況など

見た目がきれいでも、将来の修繕資金が十分とは限りません。

反対に、建物に多少の古さがあっても、必要な修繕について管理組合で検討し、計画的に対応しているマンションもあります。

大切なのは、一つの項目だけで「管理が良い・悪い」と判断せず、現地と書類の両方を見ることです。


中古マンションの管理状態は4方向から確認する

マンションの管理というと、清掃や管理員の仕事をイメージするかもしれません。

しかし、購入するときに確認したい「管理状態」はそれだけではありません。

日常的な清掃などの管理に加えて、建物を将来どのように修繕していくのか、そのためのお金を準備できているのか、管理組合で必要な話し合いが行われているのかも重要です。

そのため、購入を検討する中古マンションでは、「現地」「お金」「計画」「運営」を分けて確認すると整理しやすくなります。

①現地で日常の管理状態を見る

内見では室内だけでなく、マンションの共用部分も確認してみましょう。

たとえば、

  • エントランスや廊下が清掃されているか
  • ゴミ置場が大きく乱れていないか
  • 駐輪場が整理されているか
  • 共用廊下などに私物が多く置かれていないか
  • 掲示板の情報が更新されているか
  • 建物や設備に気になる破損・劣化がないか

などは、現地だからこそ確認できるポイントです。

特に掲示板には、工事のお知らせ、生活上の注意、管理組合からの案内などが掲示されていることがあります。

ただし、共用部分がきれいだから、それだけでマンション全体の管理状態が良いと判断するのは早いでしょう。

清掃状況から分かるのは、管理状態の一部分です。

将来の大規模修繕に備えた資金や管理組合の運営状況までは、現地を見ただけでは分かりません。

中古マンションの管理状態はどこを見る?購入前の確認ポイント①

②管理費・修繕積立金など「お金」を見る

次に確認したいのが、マンションを維持・管理していくためのお金です。

中古マンションでは、毎月の住宅ローンとは別に、一般的に管理費や修繕積立金などを負担します。

ここで注意したいのが、「管理費や修繕積立金が安い=良いマンション」とは限らないことです。

特に修繕積立金は、将来の大規模修繕や設備更新などに備えるためのお金です。

現在の月額だけを見るのではなく、

現在どのくらい積み立てられているのか
今後どのような修繕を予定しているのか
修繕積立金の値上げ予定はないか

などを長期修繕計画とあわせて確認する必要があります。

また、管理費や修繕積立金の滞納状況も確認したいポイントです。

購入する住戸だけでなく、管理組合全体で滞納がどの程度あるのかによって、マンションの財務状況を見る材料になります。

ただし、滞納が少しあるという事実だけで管理状態を判断するのではなく、滞納額やその規模、管理組合がどのように対応しているのかまで見ることが重要です。

③長期修繕計画と修繕履歴を見る

マンションは築年数の経過とともに、外壁、防水、給排水設備、エレベーターなど、さまざまな部分の修繕や更新が必要になります。

そこで重要になるのが「長期修繕計画」です。

長期修繕計画とは、将来予定される修繕工事の内容や時期、概算費用などを整理した計画です。

ただし、「長期修繕計画があるから安心」と考えるのではなく、その中身を見ることが大切です。

たとえば、

  • いつ作成・見直しされた計画なのか
  • 今後どのような工事を予定しているのか
  • 大規模修繕はいつ予定されているのか
  • 過去の修繕はどのように行われてきたのか
  • 必要な工事費に対して修繕積立金をどう準備する計画なのか

などを確認します。

工事費は物価や人件費などによって変わるため、昔作った計画をそのまま使い続ければよいわけではありません。

国土交通省の「長期修繕計画作成ガイドライン」では、5年程度ごとに長期修繕計画を見直すことが推奨されています。

修繕積立金について詳しく知りたい場合は、当サイトの「中古マンションの修繕積立金・長期修繕計画」の記事もあわせて確認してください。

④総会議事録から管理組合の「動き」を見る

管理状態を確認するときに、ぜひ見ておきたいのが管理組合の総会議事録です。

マンションでは、管理規約の変更、管理費・修繕積立金の変更、大規模修繕など、マンション全体に関係する重要な事項について総会で話し合い、意思決定します。

そのため直近の総会議事録を確認すると、現在そのマンションで何が課題になっているのかが見えてくることがあります。

たとえば、

「修繕積立金を値上げするか検討している」

「大規模修繕工事の実施時期を検討している」

「設備の故障について対応を協議している」

「管理費などの滞納について対応している」

といった内容が記載されていることがあります。

ここで大切なのは、問題が書かれている=管理状態が悪い、と単純に判断しないことです。

多くの人が暮らすマンションでは、建物の劣化や設備の故障、住民間のルールなど、さまざまな課題が発生する可能性があります。

むしろ確認したいのは、

問題を把握しているか
→ 管理組合で話し合われているか
→ どのように対応しようとしているか

という流れです。

「問題があるか」だけではなく、問題に対して管理組合が動いているかを見ることも、中古マンションの管理状態を判断する一つのポイントになります。

中古マンションの管理状態はどこを見る?購入前の確認ポイント②

管理規約・使用細則は購入後の暮らしにも関係する

管理状態とは少し視点が異なりますが、中古マンションを購入するなら「管理規約」や「使用細則」も確認しておきたい資料です。

マンションには、それぞれ独自のルールがあります。

たとえば、

  • ペットの飼育
  • リフォーム・リノベーション
  • 駐車場・駐輪場
  • 専有部分の使用方法
  • 共用部分の使用方法

などについてルールが定められていることがあります。

「マンションだから同じ」ではありません。

購入後に「リフォームできると思っていた」「ペットを飼えると思っていた」とならないように、自分の生活に関係するルールは購入前に確認しておきましょう。


管理計画認定マンションなら管理状態は安心?

中古マンションを探していると、「管理計画認定マンション」という表示を見ることがあります。

管理計画認定制度は、マンションの管理計画が一定の基準を満たしている場合に、地方公共団体から認定を受けられる制度です。

認定基準では、管理組合の運営、管理規約、管理組合の経理、長期修繕計画などが確認されます。

そのため、認定の有無は管理状況を確認する一つの材料になります。

ただし、認定を受けていないマンション=管理状態が悪い、という意味ではありません。

認定を取得していないマンションもあるため、認定の有無だけで購入判断をするのではなく、実際の管理状況や資料を確認しましょう。


購入前にどんな資料を確認すればよい?

中古マンションの管理状態は、物件広告だけですべて確認できるものではありません。

購入を具体的に検討する段階では、不動産会社を通じて管理関係の情報や資料を確認していきます。

主に確認したいのは、

  • 管理に関する調査資料
  • 管理規約・使用細則
  • 長期修繕計画
  • 修繕履歴
  • 総会議事録

などです。

不動産取引の重要事項説明でも、管理費・修繕積立金の月額、対象住戸の滞納額、管理組合全体の修繕積立金の積立額や滞納額、管理の委託先など、マンションの管理・修繕に関する事項が説明対象となります。

ただし、「重要事項説明で説明されるから、そのとき初めて確認すればよい」と考える必要はありません。

購入判断に大きく影響する情報であれば、可能な範囲で契約前に確認しておくことが大切です。

資料の取得状況や確認できる範囲はマンションや取引状況によって異なるため、気になる物件があれば、仲介会社に「管理状態を判断するための資料を確認したい」と相談してみましょう。


管理状態は一つの数字や見た目だけで判断しない

中古マンションの管理状態を見るときに注意したいのは、一つの項目だけで良し悪しを決めないことです。

たとえば、

「修繕積立金が安いからお得」
「共用部分がきれいだから安心」
「築年数が古いから管理状態が悪い」
「問題が議事録に書かれているから避ける」

といった判断はおすすめできません。

中古マンションは、それぞれ建物の規模や築年数、設備、これまでの修繕状況、今後必要になる工事などが異なります。

現地で見た状態と、管理組合のお金、長期修繕計画、総会議事録などの情報を組み合わせて確認することが大切です。

中古マンションの管理状態はどこを見る?購入前の確認ポイント③

よくある質問

Q. 共用部分がきれいなら管理状態が良いと考えてよいですか?

清掃や整理整頓の状態は、日常管理を見る重要なポイントです。

ただし、共用部分がきれいでも、修繕積立金の状況や長期修繕計画、管理組合の運営までは分かりません。

現地だけでなく、管理関係の資料もあわせて確認しましょう。

Q. 修繕積立金は高いマンションのほうが安心ですか?

金額の高い・安いだけでは判断できません。

マンションの規模、設備、築年数、将来予定されている工事などによって必要な金額は異なります。

現在の月額だけではなく、長期修繕計画や積立状況などとあわせて確認することが大切です。

Q. 総会議事録にトラブルが書かれていたら避けたほうがよいですか?

トラブルや課題が記載されていることだけで、管理状態が悪いとは判断できません。

問題の内容に加えて、管理組合で話し合われているか、どのような対応が行われているかまで確認してみましょう。


まとめ|中古マンションは「管理」も購入判断の一部

中古マンションを購入するときは、室内の状態や価格、立地だけでなく、マンション全体がどのように管理されているかも確認しておきたいポイントです。

管理状態を見るときは、

現地の日常管理
+ 管理組合のお金
+ 将来の修繕計画
+ 管理組合の運営

の4方向から確認すると整理しやすくなります。

特に、修繕積立金や長期修繕計画、総会議事録などは、内見だけでは分からない情報です。

「管理が良さそう」という印象だけで決めるのではなく、現地で見える部分と、書類で確認できる部分を組み合わせて判断することが、中古マンション選びでは大切です。

最新の空きはどうなっている?仲介手数料はいくらになる?内覧したい物件があるけど予約できますか?など気になることはお問い合わせください。

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