2番手以降の申込み|諦めるのは早い?について
賃貸物件を探していると、不動産会社から
「現在、1番手の申込みが入っています」
「2番手以降でのお申込みになります」
と案内されることがあります。
このように案内されると、
「1番手がいるなら、もう契約できないのでは?」
「2番手で申し込んでも意味がない?」
「他の物件を探した方がいい?」
と思う方も多いでしょう。
お問い合わせをいただいたお客様の中にも、
「1番手がいるなら結構です」「諦めます」
という方も少なくありません。
実際、不動産会社から「1番手が入っています」と伝えられた時点で、物件を諦めてしまう方も少なくありません。
しかし、1番手の申込みが入っているからといって、契約が確定しているわけではありません。
1番手がキャンセルしたり、入居審査の結果などによって契約に至らなかったりすれば、2番手以降へ順番が回ってくる可能性があります。
そのため、希望条件に合った物件なら、「2番手だから」という理由だけで諦めてしまうのは、少しもったいないケースもあります。
この記事では、賃貸物件の1番手・2番手とは何か、繰り上がるケースやWEB申込みの仕組み、申込み時の注意点まで、不動産会社の実務を踏まえてわかりやすく解説します。
1番手申込とは
1番手申込とは、一般的に、その物件について最初に正式な申込みとして受け付けられた方を指します。
ただし、申込順位の決め方は管理会社によって異なります。
WEB申込みを送信した順番で決まる場合もあれば、必要事項の入力や必要書類が揃った時点などを基準にする場合もあります。
そのため、
「一番最初に問い合わせた人=1番手」ではありません。
また、
「1番手=契約確定」でもありません。
1番手になった後も、入居審査や必要書類の提出、契約手続きなどがあります。
さらに、1番手だからといって、必ず契約しなければならないという意味でもありません。
ただし、申込み後のキャンセルについては、手続きの進捗状況や個別の取り決めなどを確認する必要があります。
1番手でも契約にならないことはある?
あります。
1番手で申し込んでいても、さまざまな理由によって契約まで進まないケースがあります。
1番手でも契約に至らない主なケース
- 入居審査に通らなかった
- 必要書類を提出できなかった
- 他の物件に決めた
- 内覧前に申込みを取り下げた
- 内覧後に申込みを取り下げた
- 管理会社が指定する期限までに手続きが進まなかった
- 引越し自体がなくなった
- 入居条件などが合わなかった
このような理由で1番手が契約に至らなかった場合、2番手以降へ順番が回る可能性があります。
2番手(以降)申込とは?
2番手申込とは、一般的に1番手の次に受け付けられた申込みです。
申込みが複数入っている場合、
1番手 → 2番手 → 3番手
というように申込順位が付けられることがあります。
1番手の契約が成立すれば、基本的に2番手以降の方はその部屋を契約できません。
一方で、1番手がキャンセルしたり、入居審査の結果などによって契約に至らなかったりした場合には、2番手へ順番が回る可能性があります。
何番手まで申し込める?
これは物件によって異なります。
| 受付方法 | 申込状況のイメージ |
|---|---|
| 1番手まで受付 | 1番手が入ると受付停止 |
| 2番手まで受付 | 2番手まで申込み可能 |
| 3番手まで受付 | 3番手まで申込み可能 |
| それ以降も受付 | 管理会社・物件のルールによる |
1番手のみ受け付ける物件もあれば、2番手・3番手まで受け付ける物件もあります。
「何番手まで受付可能か」は管理会社や物件によって異なるため、不動産会社へ確認しましょう。

申込みが入っているかどうかはどうやって確認する?
物件に申込みが入っているかどうかは、不動産会社が管理会社などへ確認します。
最近ではWEB申込システムを利用している管理会社も多く、不動産会社側の画面から申込状況を確認できる場合があります。
WEB上で、
「申込みなし」
「1件申込みあり」
「2件申込みあり」
などの状況を確認できるシステムもあります。
ただし、表示方法や申込順位の確認方法は、WEB申込システムや管理会社によって異なります。
例①

例えば、3番手まで申込が可能の物件の場合で1番手申し込みが入ると、web「0」のところが「1」に、2番手まで申込が入ると「2」、3番手まで入ると「3」と表示されます。
1番手のみ申し込み受付物件で申し込みが入った場合はweb「0」が「?」表示になり申し込み受付できない状態になります。審査落ちやキャンセルになるとまた申し込みができるようになります。
例②


2番手まで申込受付している物件の場合、1番手まで申込が入ると申し込みがあり表示、2番手まで申込が入ると「スマート申込」というボタンが非表示になり申し込み受付が終了いたします。
こちらも審査落ちやキャンセルになって申し込み枠が空くとスマート申込が表示されます。

2番手以降が繰り上がる可能性はある?
2番手以降でも繰り上がる可能性はあります。
例えば、
1番手申込み
↓
入居審査・契約手続き
↓
審査否決・キャンセルなど
↓
2番手へ繰り上がり
というケースです。
ただし、どの程度の確率で繰り上がるかは、物件や申込状況によって大きく異異なります。
「2番手なら必ず順番が回ってくる」というものではありません。
2番手なら申し込んだ方がいい?
これは、その物件をどのくらい気に入っているかで判断するのがおすすめです。
第一希望に近い物件であれば、2番手でも申し込んでおく価値はあります。
一方で、
「○日までに必ず引越さなければならない」
など期限が決まっている場合は、2番手の結果だけを待つのはリスクがあります。
そのため、
2番手で申込みを入れつつ、他の物件も並行して探す
という方法もあります。
ただし、ここで注意したいのが複数物件への同時申込みです。
むやみに複数の物件へ申し込まない
管理会社によっては、複数物件への同時申込みを認めていない場合があります。
特に同じ貸主や管理会社が扱っている複数物件へ同時に申し込む場合、
- どちらか1物件に絞るよう求められる
- 申込みを受け付けてもらえない
- 申込みを取り下げるよう求められる
といったことがあります。
そのため、2番手の物件を待ちながら他の物件を探す場合でも、気になる物件へ片っ端から申込みを入れるのはおすすめできません。
申込みをする前に、本当に契約したい物件なのかをしっかり考えましょう。
申込みとキャンセルを繰り返すのも注意
「とりあえず申し込んで、もっと良い物件が見つかったらキャンセルすればいい」
という考え方にも注意が必要です。
同じ管理会社の物件で申込みとキャンセルを何度も繰り返していると、その後の申込みについて受付を断られる可能性もあります。
また、
「別の不動産会社から申し込めば大丈夫」
とは限りません。
同じ貸主(管理会社)で申し込み、キャンセルを繰り返すと申し込み後このような連絡がきます。

仲介する不動産会社が違っていても、同じ管理会社が申込みを受け付ける物件であれば、過去の申込状況などを確認される場合があります。
申込みは、「契約したい」と思える物件に絞って行うことが大切です。
よくある質問
Q. 2番手でも入居審査は行われますか?
行われる場合があります。
2番手の時点から審査を進める管理会社もあれば、1番手が契約に至らなかった場合に審査を開始する管理会社もあります。
物件ごとに確認しましょう。
Q. 3番手でも契約できる可能性はありますか?
可能性はあります。
1番手・2番手が契約に至らなければ、3番手へ順番が回る場合があります。
ただし、そもそも3番手まで申込みを受け付けていない物件もあります。
Q. 1番手がキャンセルしたら連絡は来ますか?
2番手として正式に申込みを受け付けてもらっている場合は、1番手が契約に至らなければ、不動産会社を通じて連絡が入るのが一般的です。
ただし、管理会社によって運用は異なります。
Q. 1番手の結果はどのくらい待てば分かりますか?
物件によって異なります。
審査状況、必要書類の提出状況、契約開始日の調整などによって期間が変わるため、「必ず○日で分かる」とは言えません。
急いで引越す必要がある場合は、他の物件も並行して探しておくと安心です。
Q. 申込みをしたら必ず契約しなければいけませんか?
申込みをしたからといって、必ず契約しなければならないとは限りません。
ただし、申込み後のキャンセルについては、契約手続きの進み具合や個別の取り決めなどによって扱いが異なる場合があります。
キャンセルする場合は、できるだけ早く不動産会社へ相談しましょう。
→ 関連記事:賃貸申込み後のキャンセル料はかかる?
Q. 1番手がいるなら諦めた方がいいですか?
必ずしも諦める必要はありません。
第一希望に近い物件で、2番手以降の申込みを受け付けているのであれば、申し込んでおくという選択肢があります。
ただし、繰り上がる保証はないため、入居期限なども考えながら判断しましょう。
まとめ|2番手だからといってすぐに諦める必要はない
賃貸物件の1番手とは、一般的に最優先順位で受け付けられている申込みです。
ただし、1番手=契約確定ではありません。
入居審査やキャンセル、必要書類の提出状況などによって契約に至らず、2番手以降へ順番が回ることがあります。
そのため、
「1番手が入っているから、この物件はもう無理」
とすぐに諦める必要はありません。
特に希望条件にぴったり合う物件なら、2番手でも申込みを検討する価値はあります。
一方で、繰り上がる保証はないため、入居期限が迫っている場合などは、他の物件も並行して探すことが大切です。
また、複数物件への安易な申込みやキャンセルの繰り返しにも注意しましょう。
「何番手なのか」だけで判断するのではなく、現在の申込状況や管理会社の受付ルールを不動産会社に確認したうえで判断することをおすすめします。
番手についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
