ペット可は何でも飼育してOK?ペット可の条件と探すポイント
ペット可の物件に引っ越そう!といざ、ポータルサイトなどで物件を検索していると「ペット可」や「ペット相談」といった記載があるのをご覧になったことがあるのではないでしょうか。
今回はペット可やペット相談のマンションを探している人へ、その条件の詳しい内容とともに、ペットと暮らせる賃貸物件を探すポイントをお伝えいたします。物件を探す際の参考にしてください。
・最近ではペット可とペット相談の違いはほとんどない
ペット可とペット相談の違いは〇〇です、と記載があるところをよく見かけます。
例えば、
「ペット可」は、大家さんがペット飼育を認めている賃貸物件です。ペット飼育が許可されているところが多いですが、大きさや頭数制限があるケースもあります。
「ペット相談」は、基本的にはペットの飼育を想定されていないものの、相談すれば貸主がペット飼育を許可するかどうかをその都度判断する物件になります。
実務においては、ペット可とペット相談に明確な違いはなくどちらも同じ意味で使用されています。ペット飼育をどちらも認めている前提で、ペット飼育を想定していないものは「ペット不可」で募集しています。ペット可とペット相談は同じと思ってご検討いただいて大丈夫です。
・ペット可やペット相談についての考え方は大きく分けて5つ
- 小型犬・猫飼育が可能
- 小型犬のみ飼育が可能
- ネコのみ飼育が可能
- 大型犬や中型犬、多頭飼いが可能
- 犬・猫以外の飼育も相談可能
ほとんどの物件は、1~3についてのみ許可していて、4、5は不可の物件が非常に多いです。1~3についてはある程度自分で物件検索をして物件を絞り、1~3のどれかを確認するというやり方で物件検討を進めることができると思います。4、5については数が非常に少ないため、不動産会社に物件を選定してもらうほうが早い場合が多いです。
原則として、貸主や管理会社は「小型犬の犬や猫」を想定した募集をしているんだということを頭に入れておきましょう。
「小型犬の犬や猫」を想定した募集の掲載例A
「小型犬の犬や猫」を想定した募集の掲載例B
4~5は例外的な扱いのようになってしまっているため、不動産会社に相談して物件を選定してもらって資料を送ったほうが早い場合があります。ただし、不動産会社も1件1件確認するので時間がかかるのと物件数はそこまで増えないという点は注意しておきましょう。
4をスーモなどで探そうとしても1~3と区別した検索ができない、掲載会社側で検索に引っかからない入力をしているため(スーモやアットホームなどポータルサイトや不動産HPのシステム上の問題もあり)ご自身で探すのは時間と手間がかかります。
5については、ほとんど検索できません。ハムスターやうさぎ、鳥類、爬虫類の飼育を想定していない物件が殆どだからです。不動産会社に相談して物件を選定してもらって資料を送ってもらうことをおすすめいたします。下の画像の誓約書にもある通り、ほとんどがNGです。①~⑦に該当しなくても⑧で飼育NGとなることが多い傾向にあります。
・ペット飼育可能物件を探すのは少し大変
ペットと暮らしたいという方は年々増えています。賃貸物件も少しずつ飼育可物件が増えてきてはいますが、まだまだ少なくマンション全体の1割2割と言われています。希望のエリアで見つからない場合、ご検討エリアを少し広げたり賃料を少し上げたりなど条件を少し変えてみることもおススメいたします。
大型犬・中型犬・多頭飼いを希望している方はさらに物件が少ないため、お引越ししたい時期に引っ越しができないということがあります。いつまでに引っ越しをしないといけないといった場合、他にも出るだろうという考えを持たず、ある程度の妥協はあってもお決めになるのもよいかもしれません。
また、ペットを飼育することで、物件によって敷金が積み増しになったり、礼金が+されたり、賃料が+されたり、退去時のクリーニング費用についても条件が違います。賃貸条件もチェックしておきましょう。
最後に!
できれば契約前のドラフトチェックも注意して行いましょう。慣れない言葉、難しい言葉が書いてあって「?」となるのも仕方ないとは思います。貸主側から送られてくる契約書を仲介会社の担当者もチェックはしますが、(しない担当者も多いですが)退去時にトラブルになるような文言を平気で記載している契約書がたまにあります。大手管理の物件はそこまで変な内容ではないのですが、それ以外は注意しないと「え?」となる内容があります。注意しましょう!