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1番手って何?先行契約・先行申し込みって何?申込みについて

    
申し込みについて
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1番手って何?先行契約・先行申し込みって何?申込みについて

 不動産業界では当たり前に使っている言葉でも、初めてのお引越しの人には聞き慣れない言葉が少なくありません。そこで、今回は賃貸の申込みについて少し話をしてみようと思います。

内覧前に申込が入ってしまった・・・

「昨日までこの物件空いていましたが、今日1番手の申し込みが入ってしまったんですよ」

「こちらの物件は、先行契約(or先行申し込み)可能な物件です!」

fudousanya

 このようなことを不動産会社に言われたことはないでしょうか。賃貸仲介では頻繁に使う言葉ですが、不動産会社じゃない人からしたら何となく分かったような、、、と言う人も多いと思います。

 よく分からないままお話を進めてしまうと後で「あの時いったじゃないですか?」「聞いていない」といったことにもなりかねません。

申し込み受付方法は大きく分けて2つー順番制、抽選ー

 順番制

 多くの物件はこちらを採用しています。1番最初に申し込みをした人の申し込みを1番手と呼びます。順番制なので1番手以降の申し込みを受け付けている物件も多く、1番手以降は2番手、3番手といった感じで受付がされていきます。ある程度申し込みが入ると(〇番手まで申し込み入ると)受付終了という物件もあります。

 1番手として受付が完了すると1番手の審査が開始します。審査結果が出るまで2番手以降の方は待つことになります。1番手の審査落ち、もしくは途中でキャンセルになると2番手の方が1番手に繰り上がり審査がスタートします。(3番手は2番手に繰り上がります。)

 1番手の審査はどのくらいかかるのか?2番手以降の人はいつまで待たなくてはいけないのか?というと「1番手が契約締結するまで」待つことになります。一般的には申し込みから契約までのスケジュールは2週間前後です。そのため、2番手以降の人は約2週間、1番手の結果を待つことになります。

赤い部分、こちらの物件は9番手まで申し込みが入っています。数字の9は申し込み数
*不動産会社側で確認することができるweb申し込み採用している貸主・物件の申し込み状況

 抽選

 今ではだいぶ少なくなりましたが、抽選を採用している会社もあります。一定期間申し込みを受付して、その間に申し込みした人の中からオーナー側が誰を1番手として審査を開始するかを決定します。

 このように申し込みについては大きく分けて2つ-順番制と抽選を採用している貸主・物件-があり、多くの物件は順番制を採用しています。どちらにも言えることですが、1番手を確保できない場合は、他の物件の検討も視野にいれないとご希望のタイミングでお引越しができない可能性があります。

「審査って落ちる人いるんですか?」

 もちろん、審査で落ちる場合もあれば、1番手の人がキャンセルをする場合もあります。キャンセルは審査開始中、契約前、どこでも可能性がありますので、キャンセルの可能性がなくなるまで1番手の結果を待つ!というお客様もいらっしゃいます。

 では、この申し込み、いつから受付開始しているのか?というのが次のお話になってきます。

退去する前から募集する物件が多い

 現在の入居者から解約が出た時点で次の募集条件を決めて募集を開始します。解約が1か月前、2か月前通知の物件であれば、退去する2か月前や1か月前から募集を開始する物件が多いです。退去前申し込みの申し込みについては貸主・物件によって考え方が異なります。大きくわけて3つあります。

  1. 先行契約・・・内覧しないで契約できる人しか申し込みができない物件
  2. 先行申込・・・内覧前に申込、審査まで進める。内覧後契約するかキャンセルするか判断できる
  3. 内覧後申込・・・その名の通り、内覧してから申し込みができる物件

1.先行契約・・・内覧しないで契約できる人しか申し込みができない物件

 実際のお部屋を見ないで契約できるなら申し込み受け付けますよという物件です。先行契約を採用している貸主・物件であれば、先行契約申し込みをすることは可能です。お部屋をみてから判断したい方は申し込み受付ができません。

 「部屋を見ないで契約する人いるんですか?」

 例えば、法人契約で社宅利用や海外から日本への引っ越し検討、以前この物件に住みたかったけど住めなかった人、過去写真などを見てイメージすればなんとなくわかる人など、見ないで契約できるので先行契約でかまいませんというケースも少なくありません。

2.先行申込・・・内覧前に申込、審査まで進める。内覧後契約するかキャンセルするか判断

 内覧してから契約するかキャンセルするか判断ができます。大手不動産管理会社でも多くが採用している申込方法です。申し込みをした後は審査を進める必要があります。審査通過後、内覧できるまでは待ちの状態が続きます。内覧して初めてわかることもあるので先行申込は安心できる申し込み方法ではあります。

3.内覧後申込・・・その名の通り、内覧してから申し込みができる物件

 こちらを採用している物件は年々少なくなってきています。内覧するまでは先行契約申し込み、先行申し込みもできない物件です。必ず内覧してからでないと申し込みができません。

 先行契約や先行申し込みではない物件だし、先に申し込みが入ることがないから安心だ、という考えもできますが注意しないといけない点もあります。例えば、内覧可能日は平日の12時から、お客様の内覧日がその週の土日の場合、内覧できるまでに申し込みが入ってしまうということもあります。

黄色の部分、内覧はできないので内覧予約ができません。申し込みは可能なので申し込みボタンがクリックできるようになっています。
*不動産会社側で確認することができるweb申し込み採用している貸主・物件の申し込み状況

最後に

 退去前募集物件は、先行契約、先行申し込みを受け付けている物件があり、内覧できる前に申し込みが入ってしまうケースがあります。ご検討時期に「物件が少ない!」と感じるのは、この先行契約、先行申し込みが既に入っているケースが考えられます。

 例えば、3月。3月に引っ越しを済ませたいという人は早くて1月から検討を開始しています。3月入居予定の物件で退去(解約通知)が2か月前通知の物件は1月から募集を開始しているものが多いからです。同じように解約が1か月前通知の物件であれば2月から募集を開始するものが多いです。

 ただ、どの時期も関係なく、お客様の中には「先行契約物件」「先行申し込み物件」を外して、「空室で内覧ができる物件」だけ検討しますという人もいらっしゃいます。

 お引越しをされる時期がどのような時期か考慮して、自分はどのような申し込み方法まで検討できるのかご検討頂くとよりよい物件が見つかるのではないかと思われます。

 *最近では繁忙期と言われる1月2月の時期もコロナの影響や物件の供給数が増えており、物件が少ないということにはならないのでは?とも言われています。(特に1R・1K)

 果たして次の繁忙期はどうなるでしょうか。

 

最新の空きはどうなっている?仲介手数料はいくらになる?内覧したい物件があるけど予約できますか?など気になることはお問い合わせください。

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